できあがったばかりの、あるいは購入したての楽譜を会場で一斉に配る時は、
まっ先にハープ。とにかくハープ!!!
↓
ティンパニ&打楽器(僕がタイコだから、ってわけじゃないです)
↓
管・弦(最後でゴメンナサイ)
の順が良いんですよ。なぜだかわかります?
ハープは、ただでさえ47弦のチューニングに時間がかかるのに、新譜をその場で初見演奏となれば、ペダリングを楽譜に書き込む作業や、場合によっては(同音が続く時など)異名同音による非音楽的な楽譜に書き直さなければ「楽譜通りの音が出ない」楽器なんですね。とにかく準備時間に余裕がないと大変なんです。
ティンパニも複雑な曲になればなるほど音変えが忙しくなりますから、ハーピスト同様ペダリングを書き込んだり、優れた奏者になると同じ音でも場面によって楽器を変えたり(23インチのFをココでは26インチで、とか)、管や弦の人達が思っているほどそう簡単ではないんですよ。
打楽器もどんなものを使うのか、大型楽器なら倉庫から運び込まなければならないし、ドラムセットを使おうものなら、やれスタンドだ、やれペダルだ、はてどこにセッティングしようか、、、と演奏どころの騒ぎではありません。
何気ないようだけど「言われてみれば!!!」と思いません?
どうか楽譜係の皆様、その点ご配慮ください(笑)。
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