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執筆者の写真Kunihiro Sugiura

ポップス・ステージで...

吹奏楽コンサート(特にスクールバンド)の「ポップス・ステージ」でいつも気になります。


司会を担当する奏者が演奏中に途中退席する。→気が散る。具合が悪くなってしまったのか、トイレに行きたくなったのか、心配になる。


たった1〜2小節のソロのためにステージ前方のマイクの前に出てきて終わると一礼して自分の席に戻る。 お客さんは拍手をしないわけにはいきません。特にバラード系のゆったりしたテンポで、ソロも伴奏も弱音で行なわれる場面では、演奏されてる音楽への関心が極度に損なわれます。 せめてもう7〜6小節、キリの良いところまでメロディを吹かせてあげるとか(編曲者の本意じゃないけど…)、できないものでしょうか?


ソロをきっかけに音楽の展開が変わる場面では、お辞儀する=拍手を受けるタイミングも大いに考える必要があるでしょう。


メドレー途中のソロ終わりがフェルマータ、という時は、 1. 指揮者が気を利かせて次の一振りを待ってあげる(拍手が鳴り止むのを待ってあげる)のが良い場合 2. 拍手が鳴り止まないうちに振り始めた方が効果的(次の曲が大音量で勢い良く始まる)な場合 など状況次第です。


つまりコンサートである以上、まずは音楽。 お客さんを楽しませようと演出に凝る気持ちも充分理解できますが、音楽の邪魔にならないような状況を考える事が重要、だと思います。

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